スマホとクラウドアプリの諸問題

クラウド化という言葉が使われるようになって久しいですが、個人情報をどのように取り扱うか非常に難しいご時世になりました。

インターネットが便利になりすぎて、便利さ故にどこまで自己保有し、外部へ預けるかという安全策をどのように持つか非常に気をもむところです。
個人情報を一手に扱う職種になれば管理はますますシビアになりますます、悩んでしまうばかりです。


dropboxの一番の使い道が画像ですが、ある会社でこういう事件が起きました。


ある方が代表でアカウントを作り、そのアカウントをスタッフのPCやスマホに登録して個人情報にならないデータを共有していました。
ある日、見慣れぬ写真が現れ、何があったのか私の会社に調査依頼が入りました。
写真の発生事案を調べてみると、一人のスタッフがスマホで自動転送をする指定が入っていることがわかりました。

dropbox


この点だけ見れば、よくある話ですが、この件がわかってから私は依頼者に対し、dropboxで利用する場合は、それぞれにアカウントを取得し、必要に応じた場所で共有という方式をとる方がよい
と提言しました。

その後、どうなったかはわかりませんが、クラウド化の弊害を垣間見た瞬間です。

インターネット全盛のご時世において、こういうことも日常に発生しているのはある意味恐ろしい話です。


ファイルを共有する必要がある場合は、ファイルサーバを構築し、その中だけで行うといった防衛策は急務で
さらにはデータアクセスをする際、問題の可否を判断する管理者が必要だということです。

個人・法人に限らずこういう問題はさらにクローズアップされます。

今日のニュースで、教員が記録したノートを生徒が写真で撮影し、その内容をlineでばらまいたという信じられないことが起きてます。
ノートを忘れた教員に関しては自覚のなさもありますが、一方でその個人情報を入手し、さらに不特定多数のユーザが閲覧状態になっているのは
双方の危機管理能力の低さを露見しているほかありません。

news130702


dropboxも同じくしかりで、簡単に使えるのは逆に言えば、簡単に情報が流出する原因にもなる。


私自身、引き締めて対応しなければと思う今日この頃です。

— posted by admin at 11:01 pm   pingTrackBack [0]

モバイルカードリーダのあれこれ

モバイルカードリーダも昨年発売された PayPal Hereを皮切りに様々な会社から発表されました。


・PayPal Here
・楽天スマートペイ
・SQUARE
・Coiney

とありますが、なぜかCoineyだけ申し込みの書類が煩雑な上、審査否決という結果になりました。

ただ、coiney以外の3社については少なくともcoineyより優れており、正直なところcoineyの優位性は感じませんでした。

私が申し込んだ理由も、すべての会社の審査からアプリの使い勝手で今後の利用を決めようと考えていた為、これが無いと困ることはありません。



手数料に関しては、今日からCoineyを除く3社は、すべて3.24%にしたのは横並び競合の意識がある証拠です。
5%から3.24%としたこの理由は、一見「安くした」ととりがちですが、実は来年から施行される予定の消費税8%の税率に対応したことが透けて見えます。
そうすると、3.24という数字も本来なら3.15ないし、3.0でよいと見るべきです。


さて、実際に3社の契約をして今後どこをメインに使うか?という結論は今のところまだ出ていません。

coineyを含め、それぞれの特徴と利点・欠点を比較してみます。


PayPalLink

最初に契約したのが、PayPalでした。もちろん、先発展開だったのもありますが、契約に至った理由はすでにビジネスアカウントとしてPayPalを利用していたことによります。
また、ソフトバンクのiPhoneも所有しており契約の条件は満たしていました。
PayPalは、オンライン決済・カードリーダの対面決済の両方ができる点は、大変便利です。
資金化のスピードも非常に高いのも特徴です。
カード決済後の資金は基本的に「ペイパル口座」に保管され、他のペイパル口座へ資金移動または銀行口座へ振り替えが選べるなど電子決済に重きを置いてます。
※カードリーダはソフトバンクショップで1260円


楽天スマートペイLink

楽天グループが展開する、この楽天スマートペイは決済後の資金化の早さが魅力です。
カード決済から翌日に自動入金。しかも、手数料は無料。
なんでそんなことができるのか?といえば、楽天グループが「楽天カード」と「楽天銀行」を保有しており、決済に関する機能を持っていることから
振込手数料の無料化・資金決済の翌日入金(決して、銀行翌営業日ではないところがポイント)
審査申し込みも、楽天銀行口座または楽天カード保有者の場合は、簡易な審査で済む点も魅力です。
※カードリーダの価格は2980円(購入は楽天市場にて取り寄せ扱い)


SQUARE(スクエア)Link

米国スクエア社が展開。国内のビジネスパートナーは三井住友カード(三井住友銀行系)
基本的に楽天スマートペイと審査・決済関係は同じですが一部異なる点があります
資金振込先を三井住友銀行にすると、翌営業日に支払い(週5回支払い)
他の銀行を指定すると、毎週水曜日締めの金曜日支払い。(週1回支払い)
いずれの場合も振込手数料は無料。
決済手段は、カードリーダを使う決済と、カード番号を入力して使う方法のいずれかを選べ、決済手数料は若干異なるものの、利便性は格段によい。
特に10000円未満のサインレス(ただし、カードスキャンに限る)は他社も追随するのではないかと見ています。

※カードリーダは1000円(原則、審査可決した場合、スクエア社より無料で提供)


*Coiney
基本的には、スクエアと同じ仕様。
手数料は4%だが、決済サイクルが25日締め翌月末支払い
決済関連はクレディセゾンと提携している模様。
振込手数料の件は無いが、無料と推測される。

※カードリーダは無料



coineyだけが決済サイクルが極端に長く、この状態で他の会社と競争できるのか?少し気になるところです。
なぜか私の場合、この会社だけ審査否決という結果ですができれば使い勝手を見たかっただけに少し残念です。
ホームページが少し不安定でエラーが頻発するのはバグなのかわかりませんが、決済ビジネスの難しさを垣間見ます。

— posted by admin at 11:01 pm   pingTrackBack [0]

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