NTT光回線のホームゲートウェイの痛い話

昨年、NTT西日本とこんなやりとりをしました。


ホームゲートウェイのメーカで、NECなど数社が担当しているが、私はNECにしていただきたい。

と言う話をした。


コールセンタの某氏より「メーカ指定などあなたに指図される筋合いは無い」と言う痛烈な一言を受け、その事がきっかけで1年も経たずに光回線を撤去する事になったのは記憶に新しい。
そんな中、本日こんな記事Link を見た。

NTTHGW


これは、ホームゲートウェイの端末でMIは三菱電機を指す。

私はNEC至上主義で無く、ISDN時代から端末の実績が一番ある会社はNECであると言いたいだけで他意は無い。
ISDNも、ADSLもFTTHに至るまでNECのシェアははっきり言って大きい。


なかばこの話について、今回の記事を見て揚げ足をとるつもりは毛頭なく
むしろ「やはり起きてしまったか。」と言う気持ちにさせられた。

NTTのホームゲートウェイは

NEC(型番NE)
沖電気(型番KI)
三菱電機(型番MI)
住友電工(型番SE)

があり、現行タイプではおもにNEC・沖電気・三菱電機のいずれかが配備されるがユーザはまずこの事実を知らない。
私は過去の経験上、NECがあるのを確認した上で、立ち会いをする場合も含めNECを置くように依頼した。
三菱電機の光端末はおもにBBIQでよく使われており、ギガビットタイプの回線を使用する場合は三菱電機となる。
一部のユーザについては、富士通もあるが現在は三菱電機がほとんどではないだろうか。

NTTはなぜホームゲートウェイを数社に開発させたのだろうか。

過去の端末と違い、外観は同じだが内部仕様が異なる。

NEC

PR-400NE


http://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/pr400ne/PR-400NE_man1303.pdfLink

三菱電機

PR-400MI


http://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/pr400mi/PR-400MI_man1303.pdfLink

沖電気

PR-400KI


http://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/pr400ki/PR-400KI_man1303.pdfLink


ハードウェアの仕様は基本は同じだが、沖電気・NECにはあるが、三菱電機には無い機能としてセキュリティ保護機能がある。

このあたりは機能としてあるか無いかのレベル故、どちらが良いとは言えないが
チェックしておくポイントの一つと言える。


マニュアルではわかりづらいのだが、NECと沖電気においてUPnPの動作が実は違う。

沖電気はグローバルIPを返すのに対し、NECはプライベートIPを返す仕様になっている。


セキュリティの面で見た場合に、NECの方が強固である事がわかる。
パスワード設定に関しても沖電気はすべて一緒のフレーズができるが、NECは個別に変更しなければ使えない制約がある。これも同様な理由からだろう。


こういった事をNTTの担当者にクチ酸っぱく伝えたところで「どれも同じだから」いうのは甚だおかしい。

見かけ倒しで実は中身が違いましたでは正直困る。

ホームゲートウェイなど端末関連では、沖電気も過去にトラブルLink があった。


こういった事情からNECが安心と言うより「確実」とみたゆえんである。

もっとも、こういうトラブルを声高らかに申し上げるつもりは毛頭無いのだが、どれも選んでも同じ金額ならユーザにも選ばせる権利が欲しいモノだ。

もし、そういった事をしたくないとNTTが考えるならば、提供ベンダーは目的別に分けるべきじゃないだろうか?

マンション用 沖電気
テレビ用 三菱電機
一般家庭用 NEC

といった感じである。
どこのユーザも同じメーカ・同時期なら同じ規格なら納得もできるのだが・・・。

後はレンタルの無線LANカードの件だが、
同時工事なら「事前配送」とかでなく、工事会社が持ち込む方がずっと良い。


NTTで光回線工事を検討している場合、ホームゲートウェイはNECを希望と一言伝えた方が後々良い。

— posted by admin at 10:36 pm   pingTrackBack [0]

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