モバイルカードリーダのあれこれ

モバイルカードリーダも昨年発売された PayPal Hereを皮切りに様々な会社から発表されました。


・PayPal Here
・楽天スマートペイ
・SQUARE
・Coiney

とありますが、なぜかCoineyだけ申し込みの書類が煩雑な上、審査否決という結果になりました。

ただ、coiney以外の3社については少なくともcoineyより優れており、正直なところcoineyの優位性は感じませんでした。

私が申し込んだ理由も、すべての会社の審査からアプリの使い勝手で今後の利用を決めようと考えていた為、これが無いと困ることはありません。



手数料に関しては、今日からCoineyを除く3社は、すべて3.24%にしたのは横並び競合の意識がある証拠です。
5%から3.24%としたこの理由は、一見「安くした」ととりがちですが、実は来年から施行される予定の消費税8%の税率に対応したことが透けて見えます。
そうすると、3.24という数字も本来なら3.15ないし、3.0でよいと見るべきです。


さて、実際に3社の契約をして今後どこをメインに使うか?という結論は今のところまだ出ていません。

coineyを含め、それぞれの特徴と利点・欠点を比較してみます。


PayPalLink

最初に契約したのが、PayPalでした。もちろん、先発展開だったのもありますが、契約に至った理由はすでにビジネスアカウントとしてPayPalを利用していたことによります。
また、ソフトバンクのiPhoneも所有しており契約の条件は満たしていました。
PayPalは、オンライン決済・カードリーダの対面決済の両方ができる点は、大変便利です。
資金化のスピードも非常に高いのも特徴です。
カード決済後の資金は基本的に「ペイパル口座」に保管され、他のペイパル口座へ資金移動または銀行口座へ振り替えが選べるなど電子決済に重きを置いてます。
※カードリーダはソフトバンクショップで1260円


楽天スマートペイLink

楽天グループが展開する、この楽天スマートペイは決済後の資金化の早さが魅力です。
カード決済から翌日に自動入金。しかも、手数料は無料。
なんでそんなことができるのか?といえば、楽天グループが「楽天カード」と「楽天銀行」を保有しており、決済に関する機能を持っていることから
振込手数料の無料化・資金決済の翌日入金(決して、銀行翌営業日ではないところがポイント)
審査申し込みも、楽天銀行口座または楽天カード保有者の場合は、簡易な審査で済む点も魅力です。
※カードリーダの価格は2980円(購入は楽天市場にて取り寄せ扱い)


SQUARE(スクエア)Link

米国スクエア社が展開。国内のビジネスパートナーは三井住友カード(三井住友銀行系)
基本的に楽天スマートペイと審査・決済関係は同じですが一部異なる点があります
資金振込先を三井住友銀行にすると、翌営業日に支払い(週5回支払い)
他の銀行を指定すると、毎週水曜日締めの金曜日支払い。(週1回支払い)
いずれの場合も振込手数料は無料。
決済手段は、カードリーダを使う決済と、カード番号を入力して使う方法のいずれかを選べ、決済手数料は若干異なるものの、利便性は格段によい。
特に10000円未満のサインレス(ただし、カードスキャンに限る)は他社も追随するのではないかと見ています。

※カードリーダは1000円(原則、審査可決した場合、スクエア社より無料で提供)


*Coiney
基本的には、スクエアと同じ仕様。
手数料は4%だが、決済サイクルが25日締め翌月末支払い
決済関連はクレディセゾンと提携している模様。
振込手数料の件は無いが、無料と推測される。

※カードリーダは無料



coineyだけが決済サイクルが極端に長く、この状態で他の会社と競争できるのか?少し気になるところです。
なぜか私の場合、この会社だけ審査否決という結果ですができれば使い勝手を見たかっただけに少し残念です。
ホームページが少し不安定でエラーが頻発するのはバグなのかわかりませんが、決済ビジネスの難しさを垣間見ます。

— posted by admin at 11:01 pm   pingTrackBack [0]

社内ネットワーク構築とその意義

さて、近年パソコン環境が一巡したところで本当に必要な環境はなにか?を考えるきっかけになったのは


社内システムとインフラの構築は「計画性」が大事だということに気づかされる。


個人・法人問わず作業する規模にももちろんよると思うがパソコン環境は常に変化し、対応できるようにしなくてはいけない。


これまでのパソコンといえば、周辺機器は専用差し込み口で使うのが当たり前だった。

プリンタなら「プリンタポート」、通信なら「通信ポート」という要領だ。(写真1)


今は違う

周辺機器の接続は基本的にUSBで、マウス・キーボードはまずUSBにつないでからという流れとなっている。

この動きはWindows98の頃に始まり、Windows7が出る頃には専用差し込み口を使うことはほぼなくなった。(写真2)

現行機種

DELL Vostro 270s



USBがこれだけ増えて便利そうだ。と思ったら実際は接続するものがどんどん増えて、足りなくなる。

私のところで見た場合に

プリンタが5台
(レーザ2台・インクジェット複合機1台・ラベルプリンタ2台)ある
これに加え、デスクトップスキャナ(ScanSnap)がつながっており、さらにマウス・キーボード・スマートフォンの接続インタフェイス

となれば、USBは9ポート必要となる。

今回の機種で搭載されているのは8ポート。
これは背面6ポート・前面2ポートの合計であるが、当然焼け石に水であることがよくわかる。


ノートパソコンであれば、せいぜい2〜3ポートあれば多い方で、下手すれば1ポートしか無い場合すらある。


こういった場面で判断したときに、接続ポートのUSB利用は自ずと限界が出てくる。


USBのもう一つの問題点は、接続環境に制約があり、パソコンの周りにUSBを多く設置しなければならず、非常に使い勝手が悪い。

伝送スピードの関係で、どうしても使わないといけないなら別だが、通信性能から見て、USBの性能をフルに発揮する装置はそうそう無く、プリンタ程度なら旧式のポートで間に合っていた現状もある。

時代の流れでプリンタポートが搭載されなくなりUSBがメインになり出した後、プリンタの接続方法は次第にLAN経由になってくるようになった。


LANの接続も大きく2通りあり、一つは無線通信のLAN(いわゆるWi-Fi)、もう一つが従来からあるケーブルによる有線接続。

私は無線よりも有線が接続方法も単純で、なおかつ障害発生時も原因を突き止めやすい観点から無線は極力選ばないし、無線と有線がある場合は有線でつなぐ。
通信速度もやはり有線接続の方が速くて安定する。


こうして構築していく社内ネットワークは、パソコンがWindowsが4台、Macが1台、サーバが1台(Windows)と増えてしまうと、特に深刻なのがプリンタの共有化。
これもかつてはサーバマシンからの共有プリンタが一般的だったが、プリンタにLAN端子が標準で搭載されるようになりこういった状況も徐々に無くなっている。


今後のパソコン導入時における機器類は

*パソコン
*プリンタ
*無線LAN

になるだろうと考える。

シンプルで効果的な環境を作るにはLANは必須である。USBにつなぐのは極力減らし、USBハブを使うほど多く接続がある場合、
LANに置き換えることはできないか、再点検してみてはいかがだろうか。

今後購入する場合も、LAN対応の可否で価格が異なるが、多少割高でもLAN対応を購入することを強くおすすめします。

— posted by admin at 11:56 pm   pingTrackBack [0]

パソコンを選ぶ基準とメーカ

近年、自作でパソコンを作らなくなった。


理由は様々ですが、個人的な理由で申し上げると「組み立てるのが面倒くさい」のと「コスト面」が主な理由だ。
私が別にパソコンを作るのが苦手とかという理由でなく、単純に予算で買うパソコンが入手しやすくなった点もある。


かつてのパソコンの相場は1台20万円が目安で、10万円だとまずまず、5万円なら「話にならん」が常識だったのが
今だと、5万円でそこそこ、10万円だと「かなりいける」、20万円なら「最高スペック」という訳ですから

この金額で私が思うのは、「毎年買い換えても全然問題無いレベル」と言う訳。


かくいう私が、じゃあ毎年パソコンを買っているのか?という問いに関してはずばり「YES!」

近年の状況は主に以下の通りで

2009年 ノートパソコン(パナソニック)
2010年 デスクトップパソコン(デル)
2011年 ノートパソコン(パナソニック)
2012年 ノートパソコン(アップル)
2013年 デスクトップパソコン(デル)

という流れだが、パソコン自体はほぼ毎年だが、目的によって使う機種が変わる為、実際は1台のパソコンを3〜5年のサイクルで利用していることになる。
パソコンを入れ替えするタイミングは様々ですが、基本的に「壊れる前に交換」が基本で、壊れるまで使うというのは、如何せんオススメできない。


ある同業者がパソコンが壊れて業務がストップした。しばらくはスマホでするしかない。というブログを読んだが、これこそ恥ずかしいことじゃないかと思うのだ。
もちろん、不慮の事故で故障することはあるし、機械物だから半永久的に使えるはずもない。

私が普段使うパソコンはデルのパソコンと外出先で使うパナソニックだが、頻度はノートパソコンが明らかに少ない。


アップルに関しては、元々がデベロップメント(開発)がメインだったが気づけばPCサポートで使うのがほとんどなのが、少し悲しい。

パソコンを選ぶ基準とはなにか?

基本的にはパソコンの基礎性能である

CPU
メモリ
ハードディスク

の3つで、後はさほど重要でない。

CPUに関しては、可能な限りハイスペックを選びたい。できるだけCorei5クラスをほしいが、予算次第でCeleronになることも多い。
コストをみれば、Celeronだが少し欲張ってワンランク上をほしいところ。

ハードディスクについていえば内蔵HDDを取り外し、SSD換装するのが一般的になってきたこともありこの点も見逃せない。

そうすれば、1台あたりの予算は約10万ほどに膨れあがる。

パソコンメーカに限って言えば、

近頃はNECや富士通があまり元気がなく、かつての様な魅力を感じない。
だからといってデルが目立って良い訳じゃなく、無難なところが良い。
いわゆる値頃感が良いのだろう。

HPを選ぶユーザが多いが、故障している客先を見ると、HPが多いことに気づかされる。
そのため、本能的にHPは避けてしまう。この行為に他意はないのだが

ただ、私自身はPCメーカを選ぶのは、乗用車はどこを選ぶか?と言うのとさほど変わらない。

私はトヨタだが、日産でもホンダでも良い訳でそれは好みのレベルだと言いたい。

サポートを重視するなら、NECか富士通の2択しかない。
デルがよいというより、国産メーカで魅力的な製品が少ないのは非常に残念だ。

HPはこれまでの実績に基づき、レノボはIBMからブランドが変わって製品ラインナップも大きく変貌した。
ただ、IBMの頃から選びたい機種か?といえば、もちろんNoだったのだが・・・。


国産メーカは一体型PCが多く、選択肢の幅を大きく狭めている。
ホームユースはこれで良いが、ビジネスユースには全くもって不便きわまりない。


国内パソコンメーカはいつの間にか「家電の一種」になってしまった。


パソコンを選ぶ基準はずばり「利用目的」


ビジネスなら「コスト」と「基本性能」

後は、見た目といった「ビジュアル」が重要だと思う。


パソコンは「高い=高性能」でなく、「高い=多機能」である。

ビジネスユースは「予算10万」を基本に、選ぶことが大事かもしれない。

— posted by admin at 10:05 pm   pingTrackBack [0]

DNSルックアップの基礎知識

インターネットで一番の鬼門といえば、DNSサーバの存在。

この仕組みは一見、シンプルだが一番大事な仕組みで、看板である「ドメイン」と住所である「IPアドレス」を結びつける重要なもの。

ドメインは「山田太郎」さんと「田中花子」さんが一緒に暮らしていれば「IPアドレス」は同じだが、IPアドレスには、元々住んでいる「鈴木ヨネ」さんとなる場合がある。

これが、DNSサーバの基本的な仕組みとなる。


さて、レンタルサーバの場合
「実IPアドレス」と「仮想IPアドレス」があり、特に後者の場合、実IPアドレスが何であるかを特定するのはきわめて難しい。

仮想IPアドレスは、あくまでも仮想廃止しても実際の動作に影響はしない。

一般的なホスティング会社において、SSLを導入する場合、IPアドレスを個別に割り当てる会社と割り当てない会社がある。
前者の場合は、SSLの割り当てはIPアドレスの在庫次第で対応できる一方、後者の場合は1個SSLを割り当てると2つめのSSLを割り当てることができず、追加契約の形で利用しなくてはいけない。

これは、IPアドレスが有限であることに起因し、スパムなどトラブルが起きたIPアドレスは状況次第では、差し替えが必要となる。

こういった場合において、DNS情報の第三者書き換えは予想できないことがある為、入念な調査が必要とされる。


DNSの設定は、表設定(正引き)と裏設定(逆引き)がある。

IPLOOKUP


正引きとは 「www.hama.ne.jp」のIPアドレスが「xxx.xxx.xxx.xxx」であることを示し、逆引きとは「xxx.xxx.xxx.xxx」が「www.hama.ne.jp」で対応することを指す。


ただ、正引きは多数の別名を持つことができる一方、逆引きは別名を持つことはできない。いわゆる「本名のみ」であるが、この本名も実は「芸名」だったとなれば話にならない。

万一のことに備え、芸名か本名かはサーバ提供会社に是非確認していただきたいものである。

— posted by admin at 09:01 pm   pingTrackBack [0]

主要政党のSSL導入状況について

SSLlist


これは、国内主要政党のSSL導入をまとめた資料です。

EVSSL導入の事例


自民党

Link

jimintop

jiminssl

jiminssllimit



日本維新の会

Link

ishintop

ishinssl

ishinssllimit


グローバルサインを導入した経緯はこちらの動画を参照Link


公明党

Link

komeitop

komeissl

komeissllimit



特に特徴的なのがこの2つの政党。
どちらもEV仕様のSSLを導入しており、差はありません。
違いは、証明書発行会社の違いです。

非EVSSL導入の事例


みんなの党

Link

minnatop

minnnassl

minnassllimit



幸福実現党

Link

kofukutop

kofukussl

kofukussllimit



民主党

Link

dpjtop

dpjssl

dpjssllimit



奇しくも9つの政党のうち、SSL導入は6党、さらにEVで導入しているのは3党。の結果でした。

このSSL導入と政党の財政状況を照らし合わせると、よくわかります。

SSLを導入していない3党は、政党としての規模はあまり大きくありません。
逆にSSLを導入している政党は財政的に余裕があり、SSLを安心・安全として使っているのがわかります。

日本維新の会が大きいか小さいかという部類で言えば、小さい方になりますが、EVを導入しているのは、運用スタッフがITに明るく、EVSSLが知名度アップに貢献することを理解していることに他なりません。


ただ、誤解無きよう申し上げたいのは、SSLがあるからこの政党が良いとか悪いではなく、あくまでも「SSLにコストをかけるところまで目が届いている」
に過ぎないことを申し上げたいのです。

一つの参考になれば幸いです。

— posted by admin at 07:17 pm   pingTrackBack [0]

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