午前11時、定刻になり債権者集会が開催されました。
今まで一度もこのような場に参加したことがなく(?)
ドギマギしながらの集会でしたが、
債権者(約100人・社)にもかかわらず、傍聴席はまばらに空席が目立ったのが正直な感想です。(傍聴席は48席ですが、30名いたでしょうか・・・)
実際に参加した方は、元社員の方や金融機関・リース会社等がほとんどだと思いますが、説明された内容は非常に残念な話ばかりでした。
今後報道等で明らかになると思いますが
貸借対照表の一部を確認しましたが、財産は皆無に近く、出資した長崎県、長崎市はおろか、うちの会社の債権の回収は不可能と言うことを管財人が説明されておりました。
説明された事項で明らかになったことは
「計画」と「実行」に関する乖離が大きかったことがすべての失敗ではないでしょうか。
私も弱小経営者ではありますが、夢があっても、実現するための資本が無いため、泣く泣くあきらめている事はあります。
少し余裕ができたら、一部投資、運用といった事を続けて今に至ります。
実際、バイオラボにおいては、わずかな経費でも、「内容次第では、見送る」という事は多々あり、こういう場面を見ると、しっかりがんばっていると言うのが外部である私からの目でした。
今回の件についても、事業が困難である事は、資金ショートした段階で、明らかでその際に、解約等の相談を受けられればこのような事態になることはあり得なかっただろうと思います。
当社も含め、この欠損は致し方ない見方が大半で、出席者の様子も半ばしらけムードに思えてなりませんでした。
その後、裁判所に提出した資料等を閲覧できるようですが
「出席者が予想以上に少なかったこと」を考えると
債権者集会に参加するのは無意味だと考えていると思いました。
経営は、ハイリスク・ローリターンと思います。
今回の件は、ローリスク・ハイリターンの結果だと思います。
もちろん、今回の件がすべてとは思いません。
債権者集会の際、ホームページの件を尋ねたところ
「管財人」および「裁判官」は「今回の件とは特に関係はないでしょう、よってコメントする立場には無い」の一言ですませられた事には、正直残念でした。
本来は、このような事だからこそ、広く情報を開示していく事が肝要と思いますが
私にとってこの件は納得出来ません。
昨日会社更正法を申請した、日本綜合地所Wまでとは言いませんが、
情報はすべて開示した上で説明責任を果たしてほしかったと思うのです。
第2回債権者集会は、5月15日(金)午前11時より同所にて開催という事で、散会となりました。
<報道関係者のみなさまへ>
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