と思いがちですが、今日開催された、バイオラボ社の第2回債権者集会で明らかになった事案です
財産の可処分に向け、什器売却や土地建物の競売等管財人も忙しいのですが
その中でひときわ目を引いたのが
H13年式、スズキアルトが7000円で、トヨタカローラ長崎へ売却という文字
さすがに、不思議に感じたこともあり、トヨタ系ディーラに勤めている同級生に電話をする。
状況を確認すると、現有状況がわからないので詳細不明と前置きして「6万〜10万前後」が買い取りの目安だとの事。それから、車検の有無や内外装の状態で査定が変わると言う話だったが、2〜3万円なら「妥当」な所としても、7000円はあまりにも安すぎるのではないか?と言う話でした。
もちろん、現物を見たわけじゃない私ですから、「7000円」なら、「俺買いたい」と思った事や、出席者からも「なぜだ」という声が聞こえたのは、言うまでもありません。
前回30名近く参加した、債権者集会が今回は10名程度、次回は5名くらいしか参加しないのではないかと思うほど、関心の低さを伺わせるものでした。
私は、結審するまで最後まで通い詰める考えですが、どっちみち、現有管理しているドメイン「biolabo.jp」をどうするかは、私もはっきり結論を出す事もできず
可処分するにしても、維持していくにしてもコストがかかる事案である事は確かです。
ただ、いたずらにそのまま放置するのもどうか、正直迷っている面も残ります。
租税や労働債権だけで2000万円を超え、土地建物の処分を行ったら、配当がでるのでは?
と考えましたが
本社物件は「抵当権」が設定されており、「根抵当」を設定している、金融機関が回収する事が決まっていると言います。管財人の話によれば、売却額の3%程度は破産財団に組み入れてもらえると言う交渉を行っていると言い、1億円で売却されても、300万円は財団の資金にできる事でしょう。
それでも、約9億以上の債務超過した債権を支払うには、ほど遠く
わずかな債権しか持たない私の会社は「参加するだけ無駄」なのは言うまでもありません。
それでも、この会社の行く末を見届けたい私には、理解の範疇を越えているのは確かです。
次回は8月7日(金)午前10時30分からの開廷ですが、今回のように10分足らずで終わる可能性は十分ありえそうです。
長期化する事には思えず、人の噂も75日と言いますが、本件については、私の記憶に残る事案になりそうです。
主な出席者
<破産管財人>
<破産人・バイオラボ代表>
<破産バイオラボ弁護人>
<長崎市(質疑応答)で明らかに>
<長崎県(出席していると思われる)>
<そのた債権者>
前回に引き続き、説明責任を果たしていない事が印象的でした
債権回収ができない、主な理由として「損害賠償の反対訴訟」を起こす事を申し入れられた為との事。
本当、残念の極みです
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