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ハイテク企業の裏に潜むローテクなスタッフ

今年最後になりました。


今年一番感じた事は「ハイテク」サービスを使いこなせない「大企業の従業員」と
「ローテクサービス」から抜け出したいクライアントの狭間を見る一年でした。


ある会社から督促状が届く。


毎月月末に振り込んでいる会社の一つだが、今月は請求書が届かないのでおかしいと思っていたが


どうやら、私が振込口座番号を打ち間違えたようだ(汗)


銀行振込口座も昔のように「1会社1口座」だった時代から、現在は「1会社10000口座」という扱いが主流になっている。

私の会社のように「振込は決まった会社からしか無い」といった場合は、不要だが毎月、多数の振込先がある場合は是非導入する事で便利なサービスが
「仮想口座」サービスというもの

顧客別に「専用口座番号」を割当て、口座へ振込がおこなうと自動的に、メイン口座へ振り替えるサービス。


例)●×銀行 バーチャル支店 普通 1234567 名義 エーアイスクエアステーション
として、振込を行うと自動的に
 ●×銀行 大根支店 普通 1212340 名義 エーアイスクエアステーション へ振り込まれる仕組みだ。

 その際の摘要欄には「1234567 オオクス」と自動的に付与され、1234567番から振り込まれたと言う仕組みである。

 この仕組みにより、未入金チェックが自動的に行われ、リストアップされた人だけを督促するのだから、人件費削減に持ってこいのサービスである。

 しかし、私のようなおっちょこちょいがいると、1234568 と入れてもやはり、振込が完了してしまう為、現実には「督促状」が届いてから、振込先口座が間違っていたと言う事態に気づく。

 
 この会社には、今までまとめて振り込んでいたのだが、どうやら「担当者」が代わった事が原因の様だ。


 入金処理というごく当たり前の事が出来ないとは言わないが、ハイテクサービス故の過信が招いた事である


 本来なら「予定額」でない口座の動きがあればエラーリストではじき出すべきだが、この会社ではそのような当たり前の事を無視していたのだろう。

 つまり「予定額以上」入金されていても、それは「放置」して、入金実績が無い場合を自動的に督促状を出しているのだから。

 もっとも督促状を出す前にすることはあるだろうと個人的には言いたいのだが

 あまりのふてぶてしさに何も言えるはずが無い。
 その後、銀行を通じて「組戻し」を指示したところ「返金は応じない。話があるから電話をするように」という有様。
 これが良いかは分からないが、どんなにハイテクサービスを会社が投入しても、それを使うスタッフの能力が高くなければ「導入するべきでない」

 当たり前に思える事だが、私自身もハイテクにするべき所はハイテク化を進めたい。しかし、ローテクである以上、今の仕事を十二分にこなせなければ意味がない。


 ハイテクになれてしまえば、ローテクのありがたさや本当に必要とするサービスが見えてこない。

 不便さから得られる事は非常に多い。
 ハイテクだから良いとは言えないのだ。
 ハイテクサービスに使われてはいけない。ハイテクサービスを使いこなせなければ、まずはローテクでしっかり対応すべきだと言いたい。

 一日頭の痛い事である。

— posted by admin at 11:03 pm   pingTrackBack [0]

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