いつの間にか、我々IT業界の動きは、サーバーを1台借りる「専用サーバー」が主流になってきたように感じます。
専用サーバーと言えば、高いと言うイメージを持ちがちですが、月々5000円未満で借りることが出来るのであれば、それは十分「安い」といって良いと私は思います。
ただ、安いからといって「サービス」がいまいち?だとやはり二の足を踏む私が近頃利用しているのが、ここ↓
カゴヤジャパン株式会社のレンタルサーバー
最近の取引先で利用数が急激に伸びているのがこの会社。
激安専用サーバーと思いきや、ここの会社がすごいのは「サポート」の早さ。
日中であれば30分〜1時間以内に返ってくる反応の良さは好感が持てる。
月々の利用料も専用サーバーであっても5000円から利用できるのがうれしい。
ただ、難点は初期費用が高いと思われがちだが、同業他社の共用サーバーの初期費用が20000円クラスがあるのを思えば、専用サーバーで3万円払ったとしても、決して高いとは思わないだろう。
さらに、SSLも2年分までなら最初の申込みで無料で使えるし、2年後の更新も1万円で済む事を考えれば、オトクである。
その上で、JPドメインの新規取得を考えていれば、初年度が無料で取得出来るのでドメイン取得手数料までを考えれば、初期費用が実質0に近くになるほどの計算だろうか。
こんな良いことづくし?に思えるこのカゴヤジャパンの致命的な欠点は
コントロールパネルは決して「簡単」じゃないと言うこと。
通常のレンタルサーバーのコントロールパネルに比べ、設定項目が非常に多く、一つでも設定を間違えると動作しない。
ただ、専用サーバーを選ぶ段階で、そのあたりを加味しているからこの欠点は熟練者にとって問題にならないと思う。
専用サーバーの利用開始までの時間がわずか3日以内。平日なら1時間程度ですぐにサーバー通知書が届く。
サイト構築が済んでいれば、翌日から専用サーバーへ移行も可能である。
(現に一晩で共用サーバーから専用サーバーへ切替を行い、難なく利用できた顧客もいる)
この会社がオススメと言える、サービスは「データベース」のみを借りることも出来る。
月額500円でデータベースのみをレンタルするのは、もったい無いと思うが、実は別で借りる事に意味がある。
それは「複数の専用サーバー」を同時に運用することが出来る「ミラーリング」が実現する。
・・難しい話になってきたので、簡単に説明すると「サーバーの負荷を分散」させる事が可能で、逆に新しいスペックのサーバーへ切り替える時も、今までは、データベースサーバーの関係で切替が出来なかったりするのがこのデータベース単独プランを使う事で、仮にカゴヤ以外のA社のサーバーを使いながら、スペックアップを兼ねてB社へ切り替える事も簡単にできてしまう。
さらに、データベースサーバーのみを分けている関係で、サーバーの負荷も軽減される等、恩恵は大きい。
こういったソリューションは、これまで大企業の専売特許だった部分が、民間レベルでも知識が無くとも、簡単に導入できる事はうれしい。
今、共用サーバーで運用しているデータベースもいずれはカゴヤのサーバーへ移行し、分散ネットワークを構築出来ればなお良いと考えている。
私も今すぐにすべてを出来るほど時間も知識も余裕も無いのだが、大規模なプロジェクトを始めるときには是非やってみたい事である。
現在は顧客の専用サーバーを管理しながら、いずれは自社で持ってみたいと思う。