学問のすすめならず、ネット銀行口座開設のススメ。
というのはどういう意味なのか?
私自身は、メインで使っているジャパンネット銀行の口座は開設してから最初の5年間はほとんど稼働してませんでした。
その理由は便利だとわかっていてもあまり使ってもらえない。
というちょっとススメになってない気がしますが、私はサービスが始まると「まずは作ってみよう」という好奇心から始まります。
関心が無いところにはじめの一歩がないからです。
世間にネット銀行が開業したのが2000年のこと。最初は個人向け口座だったのが法人向け口座も始めて行く流れになった際、ジャパンネット銀行の口座開設要件は煩雑です。
企業向け口座(いわゆるビジネスアカウント)を設置する際の要件は、ウェブサイトを持っていること。
単にアドレスを持っているだけでは審査に通りません。
会社としてのホームページが存在し、実在確認が取れることが一つの審査条件となっているのです。
これは、銀行口座の名義とホームページの存在を総合的に審査し、口座開設に至ります。
私が今の口座を開設してちょうど10年になります。
当初はあまり認知されていなかったジャパンネット銀行の口座ですが、近年は振込先に指定されることは多くなっています。
もちろん、企業の年数に限らず持っていない企業は多数ありますのでまだまだといったところと思いますが、全国にまんべんなく口座開設されているジャパンネット銀行の特性は、法人・個人・個人事業主とどの属性で契約しても差が無いこと。
同じネット銀行の大手、楽天銀行(旧イーバンク銀行)は利用者こそ多いものの、個人事業として利用するには少し不便な印象があります。
ジャパンネット銀行が便利だと言う理由はほかにあります。
銀行口座の入出金記録をとる場合、楽天銀行は入金は+000円、出金は−000円となっているのに対し、ジャパンネット銀行はその点、入金・出金の記載が一般の金融機関の通帳記載と同じ仕様である点があります。
振込手数料こそ、楽天銀行に比べやや高いと感じるかもしれません。
ただ、ATM手数料が楽天銀行の場合、原則有料に対し、ジャパンネット銀行が条件付きであるが無料の点。
この差は、非常に大きいと思います。
さらに今、トレンドのvisaデビットの取り扱いですが、ジャパンネット銀行の場合は全口座保有者に対し、楽天銀行は個人向けにキャッシュカード兼visaデビット機能。と若干異なります。
取り扱いの条件もジャパンネット銀行が無料に対し、楽天銀行は年会費が必要な点も異なる一つの特徴といえます。
前者と違い、後者の場合は利用如何に関わらず費用発生する点は、考えるに損した感じもしますが、物理的にカードがあるため、実店舗で利用できる点は非常にメリットがあると考えます。
ジャパンネット銀行はあくまでもカード番号のみですからamazonといった通販利用が主です。
楽天銀行の場合も、もちろん可能ですがいったん会社口座から個人口座に移し替えて決済となるのでこの点が不便な気がします。
ネット銀行口座で楽天銀行を使っているユーザは決して0ではありませんが、個人的には企業向けにはジャパンネット銀行、個人なら楽天銀行かなと思っています。
それぞれの決済特性といった場面にたった際、
「個人利用なら楽天銀行。」
「会社利用を考えるならジャパンネット銀行。」
これが最適解とは思いませんが、私が楽天銀行の口座があるのは「個人の楽天銀行口座保有者向け」を囲い込むため、普段はジャパンネット銀行の口座で実務が回る点から見ても明らかです。
地方銀行の口座については、公金収納の関係上、あると良い程度と思います。
ただないからといって困りません。公金収納を「ゆうちょ銀行」にするのも一つの手です。
全国に店舗があり、収納ができる唯一の金融機関です。
ネット銀行が現時点で万能とはいえず、それ以上に不便な理由が引落のことだけです。
これがもう少し対応してくれたらすべて一本化できるのですが・・・。