今日は今春定年退職した長崎工業高校の森岡先生の話を紹介したいと思います。
森岡直人先生の専門は化学系で、私は在学中は情報系だった事もあり直接は指導をうけた事はありません。
しかしながら、いろいろ縁がありかれこれ20年近い前からお世話になっている先生の一人です。
その名言集の中で私が印象だったのは
「顔にはなぜ、目が2つ、耳が2つ、口が一つなのか?」
その理由は「良く見て、良く聞き、よく考えて話す為だ」と言う事を
学校説明会の際お話された事を今でも覚えています。どういう流れから、この話になったかは覚えていませんが、15歳だった頃の私にはこの話は、非常に印象的で先生とお会いするときは良く話題に触れるテーマの一つです。
口が一つというのは、良く考える為だと言うのは、今思えば一種のこじつけかもしれません。
目が2つというのは、照準を合わせやすくする為、耳が2つなのも移動する方向のバランスを取るためと、2つ=対になっているは常にバランスを要求しますが、口が1つしか無いのは目や耳と違い、集中しなければいけない為と思います。
勿論、第1口、第2口とあっても生物学的に見ればありかもしれません。
そういった難しい話はさておき、この顔の話に限らず、森岡先生の話はあらゆる場面で考えさせられる事がありました。
高校生時代は、いろいろな場面で一緒に行動をしましたがその後、県の教育委員会に異動になった際も、大学の研究論文の取材をかねて訪問した事があります。
その時も、「夕方からが自分の時間である」と言うのも当時大学生だった私には理解ができませんでしたが、この歳になってくると納得してしまう部分があります。
さて、話を戻しましょう
フェイスは、すべてのコミュニケーションを取る上で、欠かせないものがすべて付いています
「相手の話をしっかり聞く耳を持ち、よく考えて話す口を使う」
つまり、自分が言う以上に、相手の話をしっかり聞く事がどのような場面においても大事であると言う事。
現代社会において、難しいテーマですが少しずつできればと思う今日この頃です