今日、あるところから「経費削減」に関する事で問い合わせをいただいた
細かい事は割愛しますが、尋ねたところは結構ポイントを突いていた
ホスティングの料金は割と保険収入に近い性質を持っている
勿論、会社によって方針はまちまちなので比較はしづらいのだが
私の会社では
ホスティング利用料
ドメイン管理費
諸経費
を基本単価にして料金設定をしている
*ホスティング利用料
*ドメイン管理費
の2点については、いわゆる原価にあたりこの金額を下回ると確実に赤字となる
*諸経費
については、どういう物があるかと言えば
事務所運営費や顧客からの問い合わせに関する人件費、口座振替手数料等上記の分を円滑に取り扱う為のところがあげられる。
この点を加算して出すのだが、今回はSSLの点について問い合わせをいただいた
サーバー関連に詳しい方はご存じだと思いますが
SSLを使う為には、1URLに対し、1IPアドレスが必要となっており、SSLはこういった諸費用がどうしても発生するところにネックがある。
自社サーバーの様に、1IPが確実に割り当てられているのならば良いのだが、一方、レンタルサーバーはに複数のユーザが共有して、一人がSSLを使えばほかで使えない為、別途割り当てるのが通説となっている。
通常は、共有IP+固定IPの2つを使うのが通例で、ホスティングの場合はこの固定IPの割り当て手数料をいわゆるSSL手数料に置き換えて徴収する。
SSLの維持費は、年額10万が一つの目安とされている。
SSLの種類にもよるのだが、証明書も種類によって精度の違いがあり、取得要件も異なる。
法人格の有無で申請できるSSL証明書に差がある。
SSLの証明書は取得する上で、申請手数料が掛かり(いわゆる代行費用)
さらに、SSLサーバーの設置に関する設定手数料が付加される。
つまりSSLを一つ取得するだけで
*SSL申請手数料
*SSL認証局手数料
*SSL設置手数料
+
*SSLサーバ維持費
と4つの費用が計上される。
申請手数料、認証局手数料、設置手数料は各社高額な為、原則即時決済を要求される。
いわゆる「入金後着手」といった契約が基本となる。
その為、維持費が厳しいと判断するならば、SSLの費用はカットする。
これが手っ取り早い経費削減の策であり、効果も高い。
私もかつてSSLの契約を持っていたが、維持費などを鑑み、廃止した経緯がある。
経費削減とはそういった物だ。
良いものはお金が掛かる。お金が無ければ、見直すしかない。
厳しい選択を迫られる様になりました。