ようやく、今日すべての事案が終了し、一安心というところです。
私も大きな重荷が下りたかと思いや感慨もひとしおです。
勝敗はいったい何だったのか?
このことに疑問を持った方が多い事を知りました。
私は、昨年の暮れからこの件に取り組んだ事を考えると、実に半年以上の大仕事でした。
元々の話は、自分のところで行うという事で打診があったのは事実です。
その後、ある方から「随意契約より良い方法ないのか?」という事になった。
そのときは「業者をさがして、どこにするか?決めよう」が最初の話です。
じゃあどうやって決めようか?となったとき「推薦者の力関係で決まる勢いがあったため」
また私のところに相談が・・・「公平に選べる方法は無いか?」
私が一言「・・・公募で匿名審査にしたら良いと思います」で一気に公募に傾きました。
今思えば「しまった。」と思ったことは言うまでもなく、そのときは「大丈夫だろう」と簡単に構えていました。
しかし、一向に進む気配が無く・・・「どうなりました?」と尋ねても、「いや、まだ何も決まってないんだよ。」というさえない答え。
オープンは「**月」と聞いて焦ったのは私でした。
「早く始めなくちゃまずいですよ。じゃあ叩きを作りましょう」と土台を作る。
その後、このままでは本当に集まるんだろうか?と不安になったので、DMを出そう!と決めました。
最初は安易に「はがき」で出すつもりでしたが慎重を期して急遽封書に・・・。
その結果、リストアップのうち約100件は
「電話」がつながらない(未納などの理由により)
「業種」が違う
「規模」として対応が出来ない
「実力」が伴わない
などを除外して送ったところ、応募が20社。
そのうち、10社は確実に応募すると予想した企業だったので、DMによる応募は10社でした。
誤解無きよう申し上げると
どの会社も「縁」もなければ、「共同」実績も無い見ず知らずの会社ばかり。
そんな会社へ無謀にも電話をかけた私。おかげで緊張の連続でした。
その甲斐もあり、一定の応募がありホッとする。
締め切って資料を作成。実に3000枚。
途中、レーザプリンタのトナーが無くなり、取り寄せていたら、某運送会社が配達し忘れるという失態が起き、急いで手配をさせる
トナーが届いたら、昼夜で印刷印刷印刷。
つくった資料は段ボール箱いっぱいになる
それから、地獄の書類選考
これが一番苦労した事でした
全部を見渡すのは厳しいので、見積をすべて一覧に作成する。諸表だけで10枚を越える。
見積書・事例・サンプルなどをすべてチェックし、意見書をつけて提出。
審査会のとき、質問が飛び交う
「規定を満たしているのはどの会社か?」
このとき行ったのが、フィルタリング
まず、「見積書」が「適当」かを判断
これは、初心者には難しい事で、専門家がみても悩む。
私はこのとき、金額でなく「規定」に沿ったものを提出しているか?ということで機械的に判断。
つまりこの段階では「金額」の高い、安いはあまり問題ではありませんでした。
実際に入札と勘違いして「安く」見積をあげる会社。
「安く」見せかけている会社など様々でした。
前者は、「安ければ安い方が良い」点から言えば、お客様本意であるものの、「必要事項の見積が含まれていない」面を考えれば、適当といえず、青天井の見積が多い事。
これが、制作上のトラブルになっているのだと言う実態を知る事になりました。
一方で、「見積書」は安くだして、「追加計上で、案配加算」している会社もあり、ホームページ制作の基準をそろえることで各社横並びにすることに成功しました。
さらに困ったのが「工数単価」で見積を出している会社。
システム系ではコスト計算からいけば適当である反面、素人には全く理解が出来ません。
(私も、正直なところ工数単価計算はわかりません。)
一番困ったのが、「どんぶり勘定」
だいたいこのくらい。というのはわかりますが、明朗会計にするため、どんぶり勘定つぶしのため、別紙単価表を元に試算。
これで、どんぶり勘定を単価計算すると、なんとも悲惨な結果に
これで約半分がフィルタにかかり、落選。
さらに絞り込むため、条件を課しました。それは何か?
各社の「対応力」と「企業姿勢」でした。
面談の最終選考に残った企業は、
やはり「企業姿勢」の良い会社だけでした。
良い企業はまず人づくりから
私にとっても良い勉強となりました。
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