うちの事務所のように、フレッツはNGでもBBIQが使えると言う特異な場所をのぞき、光の普及は急速に広がっています。
ライバル関係にある通信企業の間で、提携の動きが加速している。PHSのウィルコムがNTTドコモの回線を借りてデータ通信サービスを
来春にも開始するほか、4日にはソフトバンクがNTTの光回線販売の代理店契約締結に向けた交渉に入った事実が明らかになった。
通信市場の伸びが鈍化するなか、独自路線にこだわるよりも、他社のインフラや販売網を活用し、相互の収益増を図る方が得策との
判断が働いているためだ。(フジサンケイより引用)
実際、サービスの大手がどんどん合併して収束している中で、ソフトバンクだけが独自に展開していたのは事実で、ADSLのサービスについて言えば、NTTとほぼ同じ展開で行っていたのも事実です。
今回のニュースは明るい話題というよりは、独自路線への行き詰まりを見せた結果で、アッカとイーアクセスが合併した事に始まり、光のインフラもNTTにほぼ集約されるのが現実でしょうか。
プロバイダの既存ユーザでは、最大手のニフティ、ビッグローブに続き、Yahoo!とサービス会社三強がありますが、設備面では、Yahoo!、NTTと二強が共同で事業展開すると言うことは、言い換えるならば、「通信設備3強の独占」ともいえる状態になるように思えてなりません。
全国約6000万世帯の内、4000万近くは何らかのブロードバンド環境を構築しています。
大多数のシェアを占めるNTTのインフラにYahoo!が乗っかるのは、さらなる拡販を目指すきっかけになると思います。
一方で残念な事もあります。
ADSLの頃のように、独自路線で開拓した結果、サービスの低廉化が始まりましたが、NTTを利用するとなれば、その低廉化は進まないように思えるのです。
九州では唯一のライバルがQTNETですが、規模が小さすぎるため、ライバルにもなりません。
個人的にはYahoo!の光の拡販を期待していたのですが・・・
今後の推移に注目するとします。
従量制Yahoo!BBが始まりましたが、他社の1MのADSLプランと比較して、不十分に感じるのが正直な感想です。