無料コンサルティングの功罪

私の会社では、無料コンサルティングというよりは「付随事項」でITコンサルティングを行う事が多く

時として、同業者から煙たい存在になってしまう事が多いようだ。


ある企業はセミナーが大好きで良く開催しているようであるが、私はそんな姿を気の毒に思えてならない事が多い。

人に教えると言うことは「技術」であること
すなわち、正しい技術を持たない人間が行うのはおぞましいと考える。

先日、ある方と会食をしたときに「IT系の資格を持っている人はほとんどいませんよ」と言う話を聞いたが、この件については、過去に取り上げた際にもコメント欄に同様な意見が書き込まれていた。

私はITコンサルティングといった事を進めるよりも「本当に必要な事はなにか?」を見いださなければ行けないと思う。


ここ最近、私はこういったコンサルティング業務でことごとく失敗している。

顧客にとってみれば、プラスであっても私にはマイナスに作用する事が多い。

ある企業の取引を解消するに当たり、いくつかの問題点が浮き上がった

コンサルティングの前提は「顧客のスキル」がどの程度あるかを見極めること

その上で、一定のスキルが無い顧客に至っては「受託しない」方針も必要だと言うこと。
この点は非常に厳しい事かもしれない。

コンサルティングはどこまでつっこんで話をするべきか、どの辺で線引きをするかにかかっている


この中で一番気をつけなければ行けない事は「顧客より必要以上の便宜を図ってもらう事は慎む事」である。

何事も、商売である以上、一定の距離を保たなければ行けない。

この一線を越えると、言うべき事をいえなくなってしまう。

そうなれば、事業を続けるに当たって存続が危ぶまれる。


無料セミナーを続ける一つの特徴として

名簿屋への転売が考えられる。

そうしたときに、個人情報がどのように管理されているか非常に不安だ。


無料のコンサルティングの上で、私は「インターネットウェブサイト」から始める、「会社運営の見直し」をいつも提案する。


ホームページ制作が実際の所、これまでの仕事を見直すきっかけとなり、新たな事業展開を進めるに効果的だと言うことは、長年の取引から培った事だ。


私は、一つの営業をとるために5年以上かける事は多い。


本当の無料コンサルティングの目的は「見込み客」の見極めだろうか


もっとできることはないか?

そんな自分が思うのは


ただより高いものは無い。



100円でもいい、1000円とは言わない


無料はだめだと思う。


大人一人動かして「ただ」はないだろうと・・・。

そう考えると、とても「ただで呼ぶ」気分になれない。


正当な対価をなかなか見いだせない今日この頃である。

— posted by おおくす@ai2station at 03:20 am   pingTrackBack [0]

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