http://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2013/news_id000931.html
では副印鑑?とは何だろう?
簡単に説明すると、金融機関で出金や各種諸手続をする際に使う印影を職員が目視確認するために用いるもので、正規の印鑑に関しては各拠点(口座開設店または、事務センタなど)で保管しており、本物であることを確認するためです。
しかし、副印鑑があることで自宅にある印鑑を持ち出して出金してしまう事象があるのもまた事実で、実際の話2000年前後から副印鑑を撤廃し、郵便局がようやく印影確認システムが全店配備になったことに伴い、副印鑑の貼り付けを廃止した。というのが現実です。
銀行の店舗がせいぜい1000店舗あればよいのに対し、郵便局は貯金取扱店がおよそ2万数千とその規模は膨大ですから、機器設置と対応を考えれば当然の結果と言えます。
実際はもう少し早くできたはずですが、民営化合併などの影響でこの時期までずれ込んだのは想像に難くありません。
副印鑑の廃止で安全性は多少なり担保されていますが、印鑑そのものの重要性も薄れてきているのもこれまた事実です。
あまり知られていませんが、かつて私は届出印を複数使っており、いざ口座振替で押印したところ、印影が違うと指摘を受けました。
それから、銀行にある口座の印影をすべて取り寄せてみたところ、かなり異なることがわかり、すべて印鑑を統一した経緯があります。
これは、よい話でありませんが、出金する際の手順は
スタンプ印以外の認め印+身分証明書があれば、出金できるのが現実です。
今回の副印鑑に関する話とはややそれますが、印鑑がわからない時は、ざっくりしたところ
「その場で印鑑を変えてしまえばよい」
と言う結論になります。
その際、気になる話として口座振替のとき使った印鑑と変わったら振替されなくなるか?
といえば、違います。
あくまでも「印鑑をする前の印鑑はあくまでも変更前が有効」であり、変更後の印鑑が仮に異なっても何の問題も発生しません。
そう考えると印鑑自体になんら効力があるとは到底思えません。
ただ、ないよりはマシに思えます。
店舗である以上、どうしても対面・現金の原則からしてネット専業銀行においては印鑑は原則ありません。
その代わり署名が基本です。
今回の対策で金融トラブルが減ってくれることを切に願うばかりです。