おそれている事、と言うより
昨年の増資の段階で予想がついていた、今回のニュースリリースはあまりインパクトのある事には映りませんでした。
http://www.ebank.co.jp/ir/pdf/090604.pdf
ここ最近、楽天は自社コンテンツをすべて「楽天ブランド化」する傾向は、国内信販が楽天KCに、自社で旅行サイトを運営していた楽天トラベルを廃止して、マイトリップネット社を買収した上で、楽天トラベルに変更したりと、いわゆるM&Aが活発であるのはご存じの通りです。
今回のイーバンクが楽天銀行へ変わる事も、本来の流れから見た場合、自然の流れと言うべきか
サービスの改悪が目立つと様々なサイトで記載されている事を拝見する限り、思う事が
「気にくわないなら、辞めりゃいい」
と私自身、感じる所です。
国内でもわずかな発行である「VISAデビット」の発行機関である事は、特筆する点としても
実際の所は、利用に条件等がついたりとその方向性には疑問が付く事もまた事実と思います。
実際の商取引で、振込先金融機関を地元銀行にしていた所を「ジャパンネット銀行」へ変更した理由は、入金管理のスピーディ化であり、管理の容易さも後押しする結果となりました。
一方で、イーバンクに関しては、覚えやすい口座番号にもかかわらず、最後まで「指定口座」にする事をためらいました。
理由は、「楽天の資本参入」の段階で、「楽天銀行」になるのは時間の問題と見ていたからです。
変更時期は、来年の6月をめどにと言う書き方でしたが
変更の可能性として見た場合に、今年の10月、来年の1月、4月ではないかと見ています。
どれも、可能性としては高く、
「下期」としての10月、
「年変わり」の1月、
「新会計月」の4月と
いう理由です。
もちろん、上記外にあるかといえば、考えられる事ですが
私の予想としては、来年の1月あたりが有力に思えます。
認可が下りるのが、10月頃で、変更準備等を含めると来年1月が最短だろうと言う見解です
それからした場合に、今後どうなるかは予想が付く話で
商号変更のスケジュールは
来月に、本店所在地を楽天本社と同じ位置に変更
平行して金融庁へ商号変更の申請
変更審査を経て
商号変更
といった流れでしょうか。
もちろん、私個人の予想であるため「公式見解」とは異なりますし、何の根拠もありません。
ただ言えるのは
これまでの社名変更の動きを見た場合に、この期間があれば「可能ではないか」と言う事でしょうか。
楽天が参入してから、サービスが改悪された?とか利用者が使いにくくなったと言う話を良く耳にするのですが
理由の大多数が「ATM」と「振込手数料」に関する所で、この点について言えば「ごもっとも」な事ですし、便利さの指標であるのも事実です。
イーバンクに限らず、近年の動きは「基本料」を高めに、特典をつけて「値下げ」という「一律」サービスから「条件」つきサービスに変わったのが特徴かもしれません。
特定のサービスを使ってもらう事を条件に「各種手数料」を無料化する動きが多く
「ジャパンネット銀行」だと「ヤフー決済」の登録で口座維持費無料
「三井住友銀行」では「ウェブ通帳」の登録でATM手数料無料
といった様に、特色あるサービスであるか?といえば
イーバンクだけ、突出して「目立っては困る部分」が目立った結果になったようです。
せめて「振込手数料が一律160円」とか「ATM手数料が終日無料」とかインパクトのある部分を改定したことが一番のブーイングだった事でしょうか。
顧客数も300万と地方銀行の顧客並みに利用者が多いだけに
サービスの改定は必須だった事でしょう
楽天銀行になれば、信販と銀行を一手に抱えて管理する事になる事を考えれば
これまでの払い込み先はすべて「楽天銀行」一本になる事はもう確実で、イーバンクが提携しているカード会社の契約は、近い将来解消して楽天KC一本になるのでは無いかと思います。
為替取引の関係で見た場合に、西日本シティ銀行へ依存している部分がある事を考慮するとそのまま解消になるかといえば、まだまだ不透明です。
今後の動きに注目したいです