先日、某有名ミュージシャンが詐欺で逮捕されました。
不況のせいか、詐欺が増えたように感じます。
振込詐欺も十数億の被害が出ていたり、ATM以外での送金で被害を出したりと
その規模は衰える所を知りません。
実際、現金については「チェック」が可能だと思います。
個人的には「チェックするコスト」が膨大なため、行われていないのが現状ではないでしょうか。
今回のテーマである「知的所有権」の問題は、「利権」を誰が持っているか?
と言う根本が曖昧になっているように思います。
誰もが、「原著」にあたる権利がほしいのは確かです。
しかし、それがどれだけの付加価値を生み出すかは、原著作者の人間性が左右するように思えてなりません。
今回の事件は、巧妙だと報道されていますが、果たしてそうでしょうか?
作品を販売する際に、著作料を支払うのですが、これは販売数に応じて支払う成果報酬制であり、今回の事がなぜ起きたのか、不思議でなりません。
私は、販売業者が「社会的道義」から販売中止と言いますが、どうせなら「積極販売」して、本人へ払うべき著作料を被害者へ分配し、便乗商売してほしい所です。
改めて、知的所有権のあり方を問われたようにおもう事件でした。