外注を受けるかどうかの諸問題

久々に?頭の痛い案件が入った。

某携帯ショップのシステムセッティングに関する案件で、朝から夕方まで時間拘束して日当12000円という内容。


状況そのものもひっ迫した状態であり、私の基本方針は「基本的に仕事は断らない」という考えを持っています。
それは、「一人でも多くの顧客に対し、業務を取り組む事から」の理念がある為です。


細かい条件等を抜きにして、現実問題数台のパソコンを一人でセッティングするのは正直手慣れた事ですから、さほど気にもとめた事はありません。(過去に約50台のパソコンを3日でセッティングした経験がある為)

外注で受託する案件のほとんどが、「土壇場」案件が多く、その上で「単独受託」でなく、「複数案件=ユニット業務」が必要だという事が現にあるのです。


過去に外注業務で断った案件を振り返ると

*業務手順書の不備
*依頼元とのコミュニケーション問題
*非現実的な報酬等
*膨大な資料印刷

があげられ、今回は、元請けからの手順書を末端作業者である私にそのまま丸投げし、本来必要となる情報が全く無く、結果的に報酬云々を差し置いて、打ち切ったり報酬を引き上げたりとやりました。

実際にどういう会社を・・・と書きたいところですが、営業妨害する趣旨はありませんので、あえて差し控えます。

ただ、その一方で今でも取引がある会社は

*綿密な手順書
*正当な報酬と支払サイクル
*不測の事態が発生した際、迅速な対応

といった事に言えるでしょうか。
IT業者と言ってもやはり人ですし、私はスケジュールはある程度「フリー」にしています。


今回断ったその理由は、手順書を約300ページ全部印刷しなければいけないと言う状況

考えてみてください。

A4用紙に300枚を印刷する事は私にとって無理な枚数でありません。
ただ、必ずしもどこの会社(特にITサポートを個人でしているところ)でも、レーザープリンタを整備しているとは限りません。
インクジェットで印刷すれば印字コストは数千円に上ります。

それらのコストを差し引けば、差し引き原価は5000円は超えますから、12000円が安いかどうかはわかりません。
ましてや使うかどうかわからない資料まで片っ端から印刷せよと言うのはあまりにも横暴な訳です。

さて、話を戻しましょう。

私は「300枚あるから断った。」訳ではありません。
2〜3日中にこの300ページもある資料に目を通して現場で持ち込めと言うのはあまりにも横暴であるし、だからといってパソコンやiPadといった端末も持ち込めないじゃはっきり言って話になりません。

やはり受注する我々にとってもこれまでは、何でも受託する方向だったのが、今後はこうやって業務を選択しなければしけない状況は正直いただけません。

頭の痛い案件であろうと思うところです

今回この件で近隣同業者と話をする機会に恵まれたと思えば、良かったのかなと言うところです。

— posted by admin at 08:08 pm   pingTrackBack [0]

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