オフィス環境を整備するのは、経営者の仕事だと聞いた事がありますが
その中でも頻度が低くても絶対に置かなくちゃいけないのが「ファクス」です。
ファクス環境に関してはいろいろ研究してきました。
同業者の動向を研究の一環で見ていますが、思った以上にファクスが無い事を感じます。
ファクスがなぜないのか?はあえて触れる場面で無いのですが、実際インターネットでやりとりをする業種・業態であれば「ファクス」は確かに不要と思います。
それでも、ファクスが重宝される背景には、パソコンを起動する事以上にファクスを使う環境はまだ残っている事を意味します。
先日のソフトバンクの1Q決算発表においてペーパレス宣言ですべて電子データによる配給だったことはこういったローテク環境とは一線を画すだけに我々もその域にいければと思うばかりです。
ファクスDMも一昔前に比べたら、だいぶん目減りし、届くものもごく一部のものに限られています。
なぜこのご時世でファクスなのか?
一番に「手書きでの添削」は今でも、メールより手軽です。
勿論一歩先を行く方々であれば、画面コピーをしたデータを画像ソフトで修正し、メール添付という方もいます。
それは全体の中でごくわずかです。
私自身も、印刷してペン入れした物をファクスするのは、ごく当たり前に行っており、口頭でのやりとり、メールでのやりとりと比べ手間がかかり不便ですが、より的確に意図を伝えられる面では便利だと思います。
ローテクなサービスはこのほかにもありますが、ファクスは単純な構造ゆえに様々な技術応用がなされています。
IPファクスの一つに、050系ファクスと020系ファクスの2つがあります。
今後はファクスの送信先を050系ファクスにすべて統一して行く方針を立てており、電話の問い合わせも050系にしていきます。
050系の番号をなぜ重宝するか理由は2つあります
現在、私の会社において問い合わせの電話番号は基本的に 095−833−3838 を使っておりますが、この番号は今後移転などを行えば利用が出来なくなるおそれがあり実用的でありません。
その一方で、050系を考えている背景には、全国どこから通話しても料金は一律、さらに番号そのものは今後も維持して持ち続けられる点は大きいと考えています。
050番号を使うのは、正直抵抗があり、南島原市は連絡先電話番号がすべて050番号となっています。
部内間の連絡はすべて無料であるのは050電話であるメリットかもしれませんが、地域住民にとって見れば不便ではないか?と思ってしまうのは私だけでないはずです。
さらに、災害時には050番号はIP電話である為、通信回線の切断と同時に利用不能になる可能性も考慮しなくては・・・と言いたいですが、インターネット回線が確保されていれば一般回線より「使い道がある」のは先の震災で立証されています。
とは言え、日常生活の場合は050番号だけではどうしても「信頼性に欠ける」が私の持論です。
固定電話の回線と併用して050番号を使う。モバイルが中心になるときは050を中心に展開する。
と言う使い分けになると思うからです。
ご存じ無いかもしれませんが、050電話番号は0120系の特殊番号を始め、110番など緊急通報は一切使用できません。
そのため0120系に発信するとなれば、携帯電話ないし050以外の番号から発信しなければ利用できない状況があるため、この点は早急に改善すべきでないか?と思うばかりです。
かつては、050番号からの発信は当時から変わっていませんが、着信は050番号同士以外出来ない時代がありました。
着信に限って言えば、ようやく相互接続ができる様になったので良いのですが、発信に関しては10年以上前からなんら進展が見られず、現在に至ります。
050番号は、0570の変化系とみています。
0570のナビダイヤルは、発信側と着信側の両方で通話料を負担する方式で、フリーダイヤルの一方的負担とは違い、応分の負担がある制度は過度なやりとりを制限出来る上で便利とみています。
そういう点では、利便性そのものはあ0570にくらべ便利とみています。
とはいいつつも、ローテクな環境は決して楽ではありませんが、今後も大事だと痛感しました。