そんな訳で、今日はこんな話題。
ITサポート業者として、日々の仕事に携わる身から言えるのは
「電話一本でいつでも出動出来る体制の難しさ」
を実感する事です。
現場は長崎市内に限らず県内各地を回りますが、近頃は近隣を訪問する事が多くなってきました。
道具はキチンと準備し整えておけと言うのは
「仕事はいつ入るか分からない、その時に備えていつでも対応できる事が大事」と言いたいのです。
業務の難易度に合わせ「軽度」「中度」「高度」に分かれますが、お客さんの対応度合いに合わせてです。
パソコン屋の仕事道具は
「パソコン本体(業務次第ですが基本的に必要)」
「工具(ドライバーやペンチ、テープ類)」
「各種ケーブル(USB・LAN)」
「清掃道具(エアスプレー等)」
「乗用車」
車はなぜ必要か?といえば、移動手段が業務の成否を決めるわけで、片道30キロから50キロコースははっきりいってざらで、往復で100キロは超えます。
道具は常に準備しておけと言うのは、電話を受けてからどのくらいで出動できるか?というと
既存顧客の場合は、約10分前後、新規の場合で約30分です。
新規の場合が時間かかる理由は、場所確認の為に地図を見て事前にルート検討をする時間です
勿論事前に時間があれば前日までに調べますが、ほとんどが当日その場での訪問がほとんどですので、この挙動は変わりません。
高速道路など有料道路に関しては、基本的に使いません。
日中訪問の場合は、混雑は皆無でほぼ予定通りにいけるからです。
パソコンサポートは「時間との勝負」で、一刻を争います。
新規で訪問する場合はなおさらです。
道具は常に準備しておけと言う言葉はそういった時間との勝負の時に、忘れ物をしたりすれば信用問題に発展します。
当たり前の事を今更と思いますが、機材を準備するのもはっきり言って「金」が掛かる訳です。
傍から見れば、「パソコンサポートは技術だけでお金がもらえる」と安易に思いがちですが、長年続けているとサポートの都度、機材を買い込み報酬を得ても調達の費用で赤字だった事は数え切れないほどあります。
また、乗用車などがないと時間外のサポート訪問は困難な上、公共機関で向かっていては到底採算に見合うはずがありません。
そういうコストをしっかり見極めていけば、単価が安い・高いでは言えないと思うのです。
機材に限らず、常に準備をしておけというのは
自動車のメンテにも同じ事が言えます。
パソコンと同様に自動車のメンテは決して怠れません。なぜなら、メンテ代を無視していたら突然故障し、いざというとき使えないでは意味がないからです。
道具は常に手入れをし、いつでも使える様に準備しておく。
このように文字で書くと当たり前の事ですが、キチンと出来ているか改めて考えさせられました。