最近、インターネット回線の取次が少なくて残念なおおくすです。
インターネットサービスの手配って言うのは、思いの外「面倒」で、トラブルが付き物です。
大波止の近くにある某商業施設にADSLを設置しようと手配をかけたところ「NG」が帰ってきた。
「カネ」のかかる事ならば仕方なしだが、負担なしということなので、再度リベンジ
それでもやはり「NG」だったので納得のいかない私は、NTTに直談判することにした
Yahoo!BBなどのようなADSLサービスの場合、NTTと他社との協定があり、設備利用に関してNTTがADSL事業者へ回答する義務を持つ。
この業務を担当する部署の事を「相互接続部」と呼ばれ、他社との窓口を行う担当がいる。ここでは、OKかNGかを他社へ回答する仕組みで、詳細までは伝わらない事が多い。
今回は、相互接続部ではなく、設備担当のデスクに尋ねることにした。
(どうやって尋ねるか気になる方はメールを下さい)
設備担当の場合は、現場を知っていることもあり、話がとにかく早い
「●●のところは光収容で収容替えを依頼したがやはりNGだった、なぜか?」という事を尋ねたところ、担当者の回答は「MDF端子の余裕が無いため、空き待ちである」との事。
・・・通常であれば、「なんとかならんか?」と言う私だが、この回答にはさすがに諦めるしか無かった
よくわかる専門用語「MDF」について
http://kaden.yahoo.co.jp/dict/?type=detail&id=2139
Main Distributing Frameの略で読んでもわからない専門用語だが、わかりやすく言えば、NTTの交換局と建物の中にある電話線をつなぐ中継装置の事である。
中継装置の構造によっては、ADSLが提供できない場合があるため、収容替えという特殊作業を行う。
関連記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/ADSL#.E5.85.89.E5.8F.8E.E5.AE.B9
現実問題、ADSLは光ファイバFTTxのつなぎの位置づけであるために、本来であれば、ADSLよりも光ファイバ利用が好ましいのだが、ADSLにくらべ、導入コストやランニングコストが数倍かかるため低コストで運用したい場合は、不適である。
結局、導入コストは仕方なしのCATVインターネットで決着した。
当初はIP電話も構想に含まれていたが、あえなく却下となり、回線接続のみとなった
枯れた技術と囃されたADSLだったが、サービスの切り札として展開することを考えるとまだまだ捨てたモノじゃないと考えさせられる。
本当ならば光を勧めれば相応に仕事になったが、後々の事を考えると致し方がないというところだろうか。
この記事に対するコメントはありません